EnjoyHonda2016第3弾ホンダ・ドリームCB72スーパースポーツ
「ウイース!」
EnjoyHonda2016第3弾は、1960年代に熱かった250ccの名車CB72を紹介しよう。
CB72の正式な車名はホンダ・ドリームCB72スーパースポーツ。
まず、ドリーム=夢と恥ずかしげもなく付けられているのが高度成長期の
昭和らしくて好きなのだ。
時代は、昭和35年頃なので植木仁の無責任サラリーマンとかの映画が流行って
いた頃か。
これくらいの時代だと、銀行マンの営業車も250ccとかビジネスバイクが
使われていたのだ。
国産車メーカーのラインアップそれほどなくて、バイクが日常の足で
良く使われていた時代。
そんな時代に、次世代のバイクシーンを反映するかのように登場した
CB72はライバル・ヤマハYDS-1と人気を2分した超人気車になる。
ハンドルは、一文字ハンドルなのだが若干下がり気味。
純性ミラーがないのは残念だが、バーエンドミラーが右側だけにあるのも
超カッコいいかもしれない。
アルミのフェンダーとフロントドラムブレーキが時代を感じさせるぜ!
ライトケースと一体化されたメーターケース内にはスピードとタコメーター
が備わる。
それぞれ反対方向に針が上がるのとオドメーターが縦型なのは最初期型の証。
後期型では、通常の回転方向に改められているらしい。
エンジンは、2タイプあってカムカバーにTAPE1・TAPE2と刻印されているのだ。
エンジンは250cc空冷4ストOHCツインで20PS。
TAPE1は、高速型で最高速度は155km/h。
TAPE2は、低中速重視型で最高速度はデチューンされて145km/hになっている。
フレームは、パイプフレームになっているがカブみたいにエンジンつりさげ式
になっている。
なんでも、開発段階のCB71ではカブ風のプレスフレームだったのだが硬性不足
から販売するまでにこぎつけられなかったのだ。
チェーンケースやショックがカブみたいで本当にスポーツ?なのかと思って
しまうが当時は十分スポーツしていたのだろう。