映画「怒り」②
「ウイース!」
映画「怒り」は、李相日監督作品。吉田秀一の小説作品「悪人」に続く映画化の
2度目になる。
この映画で、注目するのは宮崎あおい演じる愛子。狭い田舎暮らしが嫌で家出
してしまった愛子は、東京の風俗店に身を落としてしまう。やっとのことで探し
当てた父に故郷につれ戻された愛子。
たぶん愛子の田舎町ではケツ軽オンナの頼めばすぐSEXさせてくれるサセコの噂
が絶えないのだろう。
出来ることならすぐにでも家出したい愛子だろう。
そんな愛子は父と同じ職場で働く田代に心惹かれて行く。
お互いに人には言えない影がある二人は惹かれあうのは当然の成り行きだ。
やがて二人は愛し合い、同棲するまでになるのだがそんな二人の幸福の絶頂期
に訪れたTV番組の情報。
松山ケンイチ演じる田代は、八王子夫婦惨殺事件の全国指名手配犯なのか。
まぁ、殺人犯ではなかったのだが親がこさえた借金を回収する借金取りから
逃亡する人間であることが明らかになってしまった事実。
人を信じることは大切なこと。
しかし、もしもその人物が嘘ばかり語っている人物ならいったいどうなの
だろうか。
娘をもつ父として実に身につまされる話だ。
cちゃんは、まだ中学生だが将来こんなことが自分の娘の身の上起こったら
いったいオヤジはどうするのだろうか。