映画「怒り」の感想。
「ウイース!」
日曜日に観た映画「怒り」の感想を述べよう。
割引料金と話題性や面白さから選んだ映画だったが、かなりヘビーな内容
なのでこれから観に行く人は、それなりの覚悟が必要だ。
あらすじは、東京は八王子で起こった夫婦惨殺未解決事件。
犯人は、成形手術を受け逃走中で、指名手配中。
東京・千葉・沖縄の3か所で、もしや指名手配犯人ではないのかと
思われるそれぞれの出来事がオムニバスで繰り広げられる展開。
違う場所の映像が流れる中で違う場所の内容が語られる斬新な
映画手法が用いられている。
3つの話の一つは、真犯人に関する話なのだが、モチーフは何年も前に
あった外人講師殺害で成形手術を受け沖縄の離島に逃げていた指名手配犯を
参考にしたのは間違いないだろう。
米兵に、お○○される広瀬すずちゃんは酷すぎて辛い。
あまりにも残酷で可哀そうだ。
でも、これが沖縄の真実なのだろう。
また、松山ケンイチ演じる偽名を使って借金取りから逃亡する役柄も
実に可哀そうで身につまされる。
自分自身でなく家族のせいで被る辛い人生。
綾野剛と妻夫木聡が織りなすゲイカップルの関係。
ちょっと、いやオジサンには絶対理解不能な世界。
世の中には、オヤジの知らないゲイの世界もあるのだな。
映画「怒り」は、決して観て損はない映画で三重○で☆四つ半。
実に見応えのある作品だった。
ヘビーな内容の映画だったが、最後に愛子を演じる宮崎あおいが田代
を迎えに迎えに行くのが唯一の救いだろう。